2014年12月27日土曜日

安藤昌益さん、米粒のパワーを語っていた

伴侶と伊勢神宮にお参りしたときに、お米のパワーを見直したことがありました。
また、三陸一人ドライブではごはんのパワーを実感したことがありました。
それからは、もっぱらごはんを主食にしていただいています。
安藤昌益さんもお米のパワーについて述べていたようです。
2014年12月22日読売新聞に見つけました。
『農の行方 安藤昌益 米粒の神聖性が問う 末木 文美士 国際日本文化研究センター教授(仏教学)』から抜粋させていただきます。
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昌益によれば、この世界は始めも終わりもない自然の運動である。その運動は、通(上から下への垂直運動)・横(水平運動)・逆(下から上への垂直運動)からなる。通により転定(てんち:天地のこと)が成り立ち、横により人間の住む中土が確立し、逆により穀物が生ずる。
穀物の中でも、米こそ転定を凝縮したものである。米粒の芽の出るところが南極に当たり、その反対側が北極に当たる。この米粒から人が生まれる。ということは、米粒の中に人が具そなわっているということだ。頭が南極で、手足を屈折した姿で、小さな一つ一つの米粒に人の原型が籠こめられている。それを食べることで、人の命は継続する。「転(てん:天)穀・定(ち:地)穀合一して米穀に具わり、米穀より米・五穀の精神を以もって転定が男女の人と成る」(『統道真伝』人倫巻)のである。
昌益は医師らしく、人間の身体について詳細に検討し、それが転定と同一構造になっていることを論証する。「自然と人身と一気」であり、米を媒介とすることで、人は転定と一体である。夫婦の交わりから始まり、胎内で子供が育つ過程は、穀物が生じて実る過程と一つだという。死とは無に帰することではなく、五穀に戻っていくことだ。
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ちょっと難しいのですが、言わんとしているところはわかるような気がします。
これからも、自信をもってごはんが主食の生活を続けていきますわ。
最近、腰に危なげがないのもごはんのおかげかな、と手前勝手に考えていますわ。

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