2015年4月1日水曜日

外山滋比古さんの「もの忘れを恐れず」、認知症予防になるか!?

外山滋比古さんの本『老いの整理学』が用意できましたと、図書館からメールが入っていました。(20150326)
メールに気付き受け取りに行ってきました。(20150328)
読みきれていなかったので、再度予約していたのでした。
前回読んでいて気になっていたところをもう一度読んでみました。
それは「もの忘れを恐れず」(p44-45)という項です。
そのなかに「高齢になると、なんでも忘れてしまい、病気と言われるようになる。忘れてはいけない、しっかり覚えておかなくてはいけないと考えるようになる。忘れるのを恐がる。」ということが書いてあります。
それは認知症のことを暗に指しているのではないかと思ってしまいました。
それから、次のように続きます。
「長い間生きてきて、頭の中はいろいろな記憶でいっぱいになっている。そこへ新しいことを持ち込んでも入れるところがない。それで片っ端から捨ててしまうようになる。覚えていないのではなく、頭に入れることができなかったのである。」と。
そして逆説めいた結論へとつながります。
「頭の中はガラクタでいっぱいになる。頭はこれ以上のことが入ってきては大変だから、とにかく忘れることに努める。もの忘れするはずである。忘れないようにするには、まず、忘れることである。」と。
つまり「頭を軽くする。余計なものは捨てる、つまり忘れる。そうすると新しいことを入れるゆとりができて、頭がよくはたらく。」のだと。
これは認知症の予防策を暗に示しているのではないかとかってに思ってしまったわけです。
過去のしがらみでいっぱいになった記憶をうまく忘却できるようになれば、認知症には縁がないのではないかと。
日々、新しいことを追いかけて楽しく過ごしていれば、自然に古いことは忘れるとのことです。
外山滋比古さんには忘れる方法の一つに、「NHKテレビで毎週日曜の朝八時から二十五分放映する"小さな旅"という番組」を食い入るように見るという楽しみがあるようです。
これは認知症予防に役立ちそうな考え方だと思います。
そこで、さっそく生活習慣に取り入れることにしました。
それは、<頭を軽くするため余計なものは捨てる、忘れる。毎日、新しいことを追いかけて楽しく過ごす>という生活習慣を。
このようなことができる自分を有り難いと思いますわ。
ありがとうございます。

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