2015年4月6日月曜日

外山滋比古さんの「横になる」、けいじの腰痛療法と波長が合う

けいじは定年が近づくにつれて何度も腰痛に見舞われました。
その都度、神経ブロック注射を打って凌いできました。
その麻酔注射の数は実に37回にも及びました。
定年を迎えて、継続して働くべきか退職すべきかの判断を迫られ悩みました
周囲の反対にあいましたが、からだの内なる声を優先して定年退職の道を選びました。
それからというもは度重なる腰痛に襲われました。
麻酔注射でムリにおさえ込んできたものが一気に噴き出したようでした。
3年経ってようやく静まったようです。
その間、いちばん効果のあったと思われる療法は腰に疲労が溜まる前に横になって腰を休めるという、腰休め、骨休めというものでした。
その療法が間違いではなかったことを裏づける波長の合うことが外山滋比古さんの本『老いの整理学』にも書いてありました。
ポイントをピックアップさせていただきます。
◇寝る、には、横になる、と、眠る、の二つのことが含まれている。眠るのはもちろん大切だが、横になるのは、それ以上に大切である。
◇横になって休むのが第一義であることは忘れられがちである。体を横にすることで、直立体の緊張を緩和する点が見落とされてはいけない。寝ていれば自然に治る軽い不具合はいくつもある。横になるのは体に大変いいことである。
◇睡眠時間も大事だが、横臥時間はそれ以上に大切である。年を取ると、どうしても疲れやすい。疲労をとるのに、横になって寝るのがもっとも有効であるのははっきりしている。
◇昼寝というのも、横になるのが主で、眠りはつけ足しである。横になるのは少し時間をかけても、眠るのは、むしろ短時間のほうがよいらしい。
◇横になって、前向きなこと、新しいことを考える。楽しいことを目覚めていて夢見る。われわれの頭は、横になっているとき、もっともよく働くようになっているのではないかと思う。
◇横になって自然に帰る。そこから新しい命の力が吹き出してくるかもしれない。
(「横になる」p135-141より)
けいじが腰痛の再発防止策としてやってきた直ぐ横になって腰を休めるという療法が理にかなっていたように思います。
そのお陰で最近では腰痛に襲われていません。
有り難いことです。
ありがとうございます。

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