2015年6月23日火曜日

グーグルの強力なプロダクトのお話、『How Google Works』より

昼に、Youtubeの技術的アイデアはスゴイということを話していました。
『How Google Works』には、その他にも次のような強力な技術的アイデアにもとづいたプロダクトが書かれています。p103-104
◆「アドワーズ」:広告は広告主がいくら払うかではなく、ユーザにとって情報としてどれだけ価値があるかにもとづいてランキングし、ウェブページに掲載すればいい、というアイデアにもとづいている。
◆「グーグル・ニュース」:記事を情報源別ではなく、トピック別にアルゴリズムでグループ化する、という着想にもとついていた。
◆「クローム」:ウェブサイトが複雑化し、パワフルになるのにともなって、ブラウザも速度重視の発想に切り替えるべきだというアイデアから生まれた。
◆「ナレッジグラフ」は、特定の人物、場所、モノについて、インターネット上に存在する膨大な量の、無秩序な情報を整理し、わかりやすいフォーマットにまとめて表示する機能だ。
◆「グーグル翻訳」:膨大な数のマルチリンガルなユーザベースの力を借りて、翻訳品質を着実に高めている。
◆「ハングアウト」(ひとりあるいほ複数の人とライブビデオチャットを楽しむ機能):さまざまな動画フォーマットを端末レベルではなく、クラウドレベルで変換し、多様な端末を使ってグローバルなビデオ会議を簡単に開けるようにした。
とまあ、すごいプロダクトが次々に紹介されています。
この本は、けっこう読みごたえがある本なので遅々として読書ペースはあがりませんが、いろいろ教えられていますわ。
例えば、グーグルは2005年に「アンドロイド」という小さなモバイルOSの会社を買収し、それをオープンソースにすべきか否かで経営陣が議論しているとき、セルゲイ・プリンの一言でオープンソースと決まったようなのです。p130
それで、一気に世に広まったわけですね。
それから、ラリー・ペイジのことばが、これまたすばらしいですね。
≪一般的に、人はすでにあるモノのことを考えがちだ。ぼくらの仕事は、まだ考えてみたこともないけれど、本当に必要なモノを思いつくことだ。p132≫
なにか、ジーンと響いてきますわ。
これも有り難いことです。
ありがとうございます。

0 件のコメント: