2015年6月9日火曜日

板倉徹さんの『ラジオは脳にきく』、女性と男性の脳の違いがわかる

自分の経験から、夫婦生活がいくら長くなったとしても、妻は夫のことを理解できないし、夫もまた妻のことを理解することができないような気がしていました。
最近の結論では、妻を理解しようとすることが、そもそも不可能なことなのだと自分に言い聞かせていました。
そのことを示唆するような文章を板倉徹さんの本『ラジオは脳にきく』に見つけました。
要約が難しいので、そっくり引用させていただきます。
【コラム④男の脳と女の脳はどこが違うか】(p84-87)
≪さて、ここからは推測になるのだが、脳梁の太さが違うことによって男女にどんな差が現れているのだろうかということだ。ご存じのとおり男性と女性とでは、ものの感じ方や行動パターンに大きな違いがある。たとえば、女性はおしゃべりが好きな人が多い(これひとつをとっても、女性の大脳は言葉をしゃべる部分が発達しているだろうということが推察される)が、言葉を発する部分というのは左の前頭葉が担当している。一方、他人が話した言葉を理解するのは左の側頭葉が行っている。ということは、女性の場合はおしゃべりをする左の前頭葉が男性に比べて発達しているだろうということだ。さらに加えると、男性が話をするときは左の前頭葉だけを使っているけれども、女性は左の前頭葉だけでなく右の前頭葉までも動員しておしゃべりをしているのではないかといわれている。女性が話し出すといつまでも話題が尽きないのはそのせいなのかもしれないが、ひとついえることは、脳卒中などを起こして言葉を失ってしまったとき、これを「失語症」というが、女性の場合は失語症になりにくいといわれている。それというのも普段から左右の前頭葉を使っているため、どちらかの機能が損なわれても、無事なほうが機能を補うからではないかと考えられる。そして、そんなことを可能にしているのも、女性の脳梁が太いからではないかといわれているのだ。もうひとつ、女性は脳梁が太いおかげでいろいろなことを同時に行うことができるともいわれている。たとえば、電話で長話をしながら晩ご飯の支度をしたり掃除をしたりということが自然にできてしまう。テレビのドラマを見ながら家族と話をしているのだが、ちゃんとドラマの筋は頭に入っているというのも女性ならではのことではないかと思われる。男性にはとてもこうした芸当はできない。一つのことに集中しなければうまくできないのだ。たとえばテレビを見ているときに家人がおしゃべりしていると「うるさい!」と怒鳴ってしまう父親はどこにでもいるはずだ。≫
ほんとに、そうですわ。
テレビを集中して見ているときに、そばで電話でしゃべられると気が散ってもうダメです。
「うるさい!」と怒鳴ることまではないですけどね。
そんな伴侶も、また孫のお世話に駆り出されて今夜は孫宅にお泊りですわ。
おかげで、ゆったりとブログ作成に興じていられるしだいです。
ようやく、女性と男性の脳は違うんだと腑に落ちたしだいです。
それぞれ脳に違いがあるんだということを認識して、出来ないんだと思わずにそれをカバーしてあげて支え合っていくことが肝要かと思うに至りましたですわ。
有り難いことです。
ありがとうございます。

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