2015年6月5日金曜日

水野和夫さんの『資本主義の終焉と歴史の危機』、次のシステムはよりゆっくり・より近くへ・より曖昧に!?

水野和夫さんの『資本主義の終焉と歴史の危機』(集英社)という本を読み終えて感じるものがありました。
水野和夫さんは脱成長という成長を模索提唱されているようです。
近代主義を駆動させてきた「より速く、より遠くへ、より合理的に」という理念を逆回転させて「よりゆっくり、より近くへ、より曖昧に」へと転じなければならないと。
これには大賛成ですわ。
今のけいじの日常生活が、
・より速く→よりゆっくり
・より遠くへ→より近くへ
・より合理的に→より曖昧に
というように、似たようなスタイルになっていますからね。
ゼロ金利・ゼロインフレの社会である日本は、いち早く定常状態を実現することで、ミヒャエル・エンデが言う豊かさ「必要な物が必要なときに、必要な場所で手に入る」を手に入れることができるとおっしゃっています。
が、次にどのような経済システムが到来するのかは水野さんにもまだ予測がつかないようですね。
人間を疲弊させているようにみえる行きすぎた今の社会システムは遠からずして修正を余儀なくされるだろうとは感じていました。
社会システムから少しはみ出した、外れたような生活をしていて、特にそのように思うようになりました。
このような生活ができるようになったのも腰痛のおかげと感謝しています。
有り難いことですわ。
ありがとうございます。

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