2015年2月8日日曜日

家事を「家しごと」に、メリハリと達成感のある暮らし

けいじは家事を「家しごと」と称して日々実践しています。
家事は主婦の仕事というイメージが、特に年配の男性にとっては強いので、『家しごと」と称することによって、取り組みやすくして実践してきました。
この家しごとは毎日のリズムを整えてくれるので、メリハリと達成感のある暮らしができています。
昨日読み終えた辻川覚志さんの本『ふたり老後もこれで幸せ』にもそのことが書かれていますので、引用させていただきます。
【メリハリと達成感のある暮らし】(p61-63)
・一日の営みを終え、自分や家族に必要な家事を終えると、その達成感は、非常に大きなものとなり、その人の心をいやすものとなります。
・しかし、その中でもひとり暮らしの方々は、自分ですべてをこなさなければなりませんから、あまり余裕の時間はありません。すべて自分でやっているとせいぜい一日5、6時間くらいしか自由に使える余裕がないとおっしゃいます。それを、ゆっくりと新聞を読んだり、音楽を聴いておられたりすると、あっという間に一日が終わると言われるのです。
・ふたり暮らしの男性も、同様に、家事を手伝うことによって体調を整えるとおっしゃる方もおられるように、家事は毎日のリズムを整えてくれる効果があるのかもしれません。
・ひとり暮らしをするようになった男性で、やむなくやり始めた家事をやっていると、心身によい影響があるとおっしゃいます。
・ふたり暮らしでも同様で、人間、何か意味のあることをやって、それを達成されて充実感を得るわけですが、もっとも意味のあることは、自らの体を維持する活動だと思います。
・これを、奥さんに渡してしまっては、自らの大切な生きがいを捨ててしまうことになりかねません。家事は、自分でやることで、何より意味のある仕事となるのです。
禅宗では、あらゆる生命維持活動を、修行と捉えているようです。私は宗教家ではありませんが、やはり、生命を維持する活動は、特別な意味を持つもつものであり、それを、衰えていく自らの体を使いながら、できるだけこなしていこうとすることは大変大きな意義を持つものなのでしょう。
【毎日の家事を分担する】(p114-115)
・家の仕事は、自分たちが生きていくために必要なものです。毎日必要になります。
・それを、ふたりで手分けしてやれば、早くすむわけで、それだけ、ふたりが使える自由時間を増やすことにつながります。それが、また、両者の暮らしに潤いをもたらし、より満足する暮らしになっていくわけです。
・そもそも、自分自身が生きていけなくなれば、それでこの世での生は終わるわけで、生を維持する活動は尊い活動だといえます。
・それは、絶対に必要な作業であり、太古の時代から、人間は寝て食べて体を動かして生きてきました。それを実践するということには、生存するという意味があります。それだけに、やりがいも感じることができるはずです。
この本を読んでいて、いかに年配の男性方が家事=家しごとに従事していないかに驚いています。
また、やらないことは、ほんとにもったいないことだと思っていますわ。

0 件のコメント: