2015年12月6日日曜日

「ありがとう」に秘められた不思議なパワー、「ありがとう」は財産

武田双雲さんの本『書く力』を読んでいて、11月12日の読売新聞「気流」に出ていた大学生の投稿記事を思い出しました。
それは『「ありがとう」は私の財産』(大学生 西村心理 19、熊本県八代市)という、イイお話なのです。
西村さんは小学生の頃、いっしょに暮らしていた伯母さんから「1日50回は、ありがとうを言いなさい」とよく言われたそうです。
「1日50回は難しい」と話すと、伯母さんは「目さんありがとう、口さんありがとう、と言っていけばいい」と微笑んでいたそうです。
彼はそれを素直に実践した結果、「ありがとう」が自分の財産にまでなったというのです。
武田双雲さんの本にも同じような話が出てきました。
双雲さんは2011年8月に重い病気(胆嚢炎と胆管炎)にかかり、それから2年間、きつい痛みと吐き気に苦しめられたようです。
病気になってからは、「僕はずっと病気のままじゃないのか」と毎日不安でたまらなかったようです。
そういうときに、彼は「健康健康健康健康……」とひたすら文字に書いていたようです。
書いていると、かつて健康だった頃の自分の姿を思い出すことができるようになり、何十何百と書けば書くほど、健康のイメージが強くはっきりしてきたと言うのです。
それから、自分の身体に向けて「ありがとう」と書き出したようです。
胃ありがとう、腸ありがとう、胆嚢ありがとう。
今まで仕事ばかりで、身体のことを大切にしてこなくてごめんね、と。
病気になると自分の心の奥底の、深い部分と向き合うようになり、そこで気がついたことを言葉にし、本当の自分の気持ちを吐き出したとのことなのです。
この言葉を読んでいて、けいじも寝たり起きたりして3年間も腰痛に悩まされていたことを思い出しましたわ。
再発しないように試行錯誤を繰り返した結果、ようやく再発することもピリッとくることもなくなっています。
けいじも今ではありがとう言葉を呪文のように多発するようになっています。
「ありがとう」には何か不思議なパワーが秘められているようですわ。
有り難いことです。
ありがとうございます。

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