2015年12月15日火曜日

下重暁子さんの『家族という病』、読売新聞[オンリーワン]が採りあげる、海外赴任当時の強烈なストレスを思い出す

もう一つセレンディピティがありました。
12月13日の読売新聞[オンリーワン]が『下重暁子の家族論 一人一人の「個」見つめる』と題して彼女の本『家族という病』を採りあげていたのでした。
❶「家族という病」。ありそうでなかったこのタイトルが人々の心をつかんだ。3月の刊行以来、発行部数は55万部を超え、2015年の年間ベストセラー第3位に輝いた。
❷「家族はもっとも近くて遠い存在」「お金が絡むと醜い家族関係がむき出しになる」「(孤独死は)心ない家族にみとられるよりは満ち足りているかもしれない」……。一家団欒に憧れ、そうあるべきという呪縛が生む息苦しさを容赦なく暴く。「よくぞ書いてくれた」と共感を集める一方、「家族を否定するなんて」との反発もある。
❸一番の問題は、家族が「個」を失っていることだと話す。「他人なら理解しようと努力するけど、家族となると分かったつもりで何も知らない。個人である以前に父、母、子という役割を当てはめ、いい家族を演出しようとする。ストレスがたまりますよ。」
❹価値観の違いは認めず、「家族だから」という妄信や期待がトラブルを生む。
けいじがさもあらん、と思うところを抜粋してみましたが、この記事は本の考えをうまくまとめてくれています。
❸のストレスのところを読んでいて、けいじも転勤ではじめて海外(シンガポール)に家族連れで赴任したときのストレスを今になって思い出しましたわ。
自分のことで手いっぱいだったときに、それに加えて家族のことも考えなければならなかったので、かなりストレスがあったし、きつかったなぁと。
しかし、家族いっしょだったから家族力を合わせて乗り切れたんだろうな、と今では思っています。
有り難いことですわ。
ありがとうございます。

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