2015年12月23日水曜日

映画『海南1890』の献身的救助、勝浦にも同じくハーマン号海難事故の救助劇を見つける

12月19日(土)読売新聞「ちば 駅前さんぽ」に『官軍塚に残る日米の縁』というハーマン号海難事故にまつわる記事を見つけました。
それは、戊辰戦争の陰で起きた国際的な大惨事のお話でした。
まさに先日観た和歌山県沖のトルコ船救助を採りあげた映画『海南1890』と同じ献身的な救助を取り扱った記事だったのです。
◆1869年(明治2年)2月13日、熊本藩に雇われた米国蒸気船「ハーマン号」は、函館・五稜郭の榎本武揚ら旧幕府軍を討伐するため熊本藩士ら350人を乗せ、米国人乗組員80人とともに品川を出発。同日深夜、勝浦の川津沖の岩礁地で暴風雨に遭い座礁、沈没した。
◆地元漁師は漁船を出し、浜では女たちが火をたいて遭難者の体を温め、約200人(うち米国人約60人)を救助した。助かった米国人乗組員は海沿いを館山まで歩き、内房側で船を確保して横浜へ向かったという。
◆「勇敢な地元民や沈着な熊本藩士の英雄的行動を特記したい。(館山への)道すがらどこでも親切を受けた」。ハーマン号船長の帰国後報告が、ニューヨーク・タイムズの記事に残っている。
官軍台には地元住民による慰霊碑「華立巌(はなだていわ)碑」が円形の台座の上に立ち、戊辰戦争当時の官軍の熊本藩士ら日本人約210人と、米国人約20人が眠る。周辺は公園として整備され、今は全体を「官軍塚」という。
近くの勝浦にもそのような名所があったとは、驚いています。
そのうち訪れてみたいと思っています。
これもセレンディピティがなせるワザですかな。
有り難いことですわ。
ありがとうございます。

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