2016年5月24日火曜日

チバニアン命名なるか、地磁気の逆転現象に感動を覚える

5月22日(日)の新聞記事にまたもや心がときめきました。
『[サイエンスView]チバニアン 命名なるか』(読売新聞)
千葉県にある地層が、地質学上の年代を分ける世界的な基準地「国際標準模式地」の有力候補に挙がっていることは、先にも紹介したことがありました。
今回驚いたのは、地磁気が逆転しているということです。
◆地球には大きな磁石のような性質(地磁気)があり、現在は、コンパス(方位磁針)のN極が常に北を向く「正磁極」と呼ばれる状態になっている。
◆しかし46億年に及ぶ地球の歴史では、地磁気が逆転し、コンパスのN極が常に南を向く「逆磁極」という状態だった時もある。
◆こうした逆転現象が平均で100万年に数回起きていることが分かっており、直近での逆転は77万~78万年前だったらしい。
千葉県市原市の養老渓谷沿いの地層「千葉セクション」には、この直近の逆転現象が記録された貴重な地層があるというわけです。
地層には、磁石の性質を備えた鉱物が多く含まれており、鉱物を調べると地層が生じた時期が正磁極か、逆磁極かなど、地磁気の移り変わりが分かるのだとか。
いやはや、なんともスケールが大きすぎて、宇宙の神秘というか、宇宙の偉大なパワーを感ぜざるを得ませんですね。
偉大なパワーに対する畏敬の念が自ずと心をときめかせるのでしょうか。
人知を超えた地球の物語りにまたもや感動を覚えてしまいましたですわ。
有り難いことです。
ありがとうございます。

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