2015年11月19日木曜日

ハル・松方・ライシャワーさんの『絹と武士』、佐倉の順天堂も出てくる

ハル・松方・ライシャワーさんの本『絹と武士』に佐倉の順天堂の話が出てきました。
順天堂といえば医学で有名な順天堂大学です。
佐藤百太郎さんの話から佐倉の順天堂の話が出てきたのです。
彼は日本の海外貿易の先駆的役割を果たした人物でもっと評価されて然るべきであるとして、彼の家柄が紹介されています。
◆佐藤百太郎は一八五四年、江戸からそれほど遠くない佐倉(今の千葉県)で生まれた。家業は医者であり、一族中最も知られているのは祖父の泰然(一八〇四~一八七二)で、西洋医学の信奉者であった。彼は一時、幕府の家老職にある堀田家の御殿医を勤めたこともあり、日本最古の私立病院、ならびに医学校、順天堂を佐倉に開設した人として知られている。(p221)
これを読んでいて、またセレンディピティが起こりましたわ。
香取神宮にお参りに行ったときに何度かその前を通ったことがあります。
門からみる内側の景色が風流で趣があるなと思っていたのでした。
順天堂とあったので、あの順天堂大学発祥の地かなと思ったりしていました。
そのうちに中を覗いてみるかなと思ったりもして。
すると、『絹と武士』に、それについての詳しい説明が出てきたというわけです。
今はそこは佐倉順天堂記念館になっているのでした。
このように『絹と武士』には、明治維新の立役者についていろんなエピソードが次々に出てきます。
読んでいると絶えず新しい発見があります。
厚手の活字の小さな読みごたえのある本ですが、ついつい引き込まれていきますわ。
このような本を読んでいるとセレンディピティが起きるからいいですね。
有り難いことですわ。
ありがとうございます。

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