2015年10月29日木曜日

読書のセレンディピティ効果、いろんな場面で起こるように

本を読んでいるといろんな連鎖反応が起こります。
これを「セレンディピティ」というのでしょうか。
最近この題名の映画をテレビでも観る機会がありました。
この言葉に、はじめて出会ったのは茂木健一郎さんの『脳を活かす仕事術』という本でした。
この言葉の響きと意味に感動を覚えたものです。
2008年12月頃のことです。
その次の出会いは2009年3月頃で勝間和代さんの『起きていることはすべて正しい』という本でした。
そのあとは、本のタイトルにもなった外山滋比古さんの『乱読のセレンディピティ 思いがけないことを発見するための読書術』という本でした。
今年の4月頃です。
今回は大河ドラマ「花燃ゆ」(42話)を観ていてセレンディピティ反応が起こりました。
富岡製糸場の場面でアメリカに渡る新井(星野)領一郎に吉田松陰の脇差が手渡されるシーンがあります。
彼の孫娘ハル・松方・ライシャワーさんの本『絹と武士』にその事実が記載されていたのでした。
そうなのです、駐日アメリカ大使を1961年から1966年まで務めたエドウィン・O・ライシャワー氏の妻なのです。
(このストーリーをうまくまとめているブログを見つけました。)
そこで、1つ思い出したのです。
篠田桃紅さんの本『103歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』にライシャワー夫妻の思い出話が【外国との付き合いによって気づかされる】という文章に書かれていたことを。
桃紅さんはエドウィン・ライシャワーさんと夫人の松方ハルさんとは、同じ世代で同じマンションに住んでいたのでした。
日本に精通しているエドウィンさんから日本の歴史を教わったというのです。
また、あるときは空を見上げて、「いいおしめりですね」とか「根回しが足りなかったんですね」のような言葉をつかっていて、日本人が忘れた日本の美しさ、懐かしさを気づかされたというのです。
その文章は次の言葉で締めくくられていました。
◆外国の人が教えてくれる日本の美しさ。
◆せっかくの美しい日本語を次の世代に伝えたい。
ネットで調べたらその本が習志野市立図書館にもありましたわ。
『絹と武士』(ハル・松方・ライシャワー、広中和歌子訳、文芸春秋)
2館にあり、予約は入っていませんでした。
お墓参り(大阪一人ドライブ)から帰ったらどんな本か読んでみますかな。
このように、読書、それも乱読にはいろんなセレンディピティを引き起こしてくれる効果があるようですわ。
有り難いことです。
ありがとうございます。

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