2013年12月27日金曜日

母乳に良い粗食、誘惑に負ける母親たち

先にお送りした赤ちゃんが教えてくれる正しい食べ物のつづきです。
赤ちゃんの身体からの訴えを受け取ったお母さんたちは、それに答えようと努力を始めます。
しかし、昔に比べるといつもお祭りのような現代食に慣れたお母さんたちは悪戦苦闘します。
現実にはいろんな誘惑が待ち受けているからです。
そのへんを、山西みな子さんの本から引用してみましょう。
《食生活の乱れについて語るのは難しいことです。「おいしいものを食べすぎると、次第に母乳の出が悪くなるものだ」と、わたしから聞いて家に帰った多くのお母さんたちは、現代のようにありあまるほど多量の食物に囲まれている中で、それを意志的にさけて、調理せねばならないと思っただけでうんざりするのだそうです。》
《口あたりがまろやかで、ほんのりとしたかおりがあって、こくがあって、見るからに栄養たっぷりで体裁のよい、油やミルクや砂糖を使った料理を自慢の種にしてきた腕自慢の母親たちが、いくらわが子のためとはいっても、砂糖も油もミルクも控えた、野菜の煮つけに腕を競うようになるには、少々時間がかかるようです。》
《結局、正しい食物を守ることがつらいので「悪いとは知りつつ、食べ続けていたら、次第に母乳が出不足になり、ついにはミルクになってしまった」と述べているお母さんが多いのです。》
《また周囲の人びとも、授乳中なのだから二人分の食物が必要とばかり、あちこちの珍しいもの、くだもの、高級な菓子、お祝いの赤飯、もち、こってりした甘い煮物などを「やれ食え」とすすめてくれます。》
《はじめのうちは、手控えていても、一度口に入れれば、じっと我慢していたなじみの味のものばかりですから、雪だるま式に次々と手が出てしまいます。久しぶりに満腹感にひたり、よろこんでいると、その日の夜中の授乳がとても大変になります。》
《お乳はパンパンに張るのに、子どもは飲んでくれず、うとうとと眠ってばかりいます。お母さんのからだは、けだるくて頭はぼんやりして、眠くてつい四時間も五時間も寝過ごしてしまうことになります。そんなに長く寝過ごしたあとは子どもにいくら飲ませても、ただ不機嫌にぐずるばかりで、真面目に飲みとってくれません。》
《乱れた食生活からやむを得ず乳腺を腫らしてうまく飲ませられなかったとき、二〇本もある細い乳管の一本一本に、大量の乳汁がたまり込み、次第に濃縮して変質していくありさまは、ちょうど土管にヘドロがつまるようなものです。このヘドロをそうじする手だてとして、最初の、そして最も有効な手当ては、お母さんがたった一食だけでも食事を抜いて、子どもに与えるほかの一切の食物を中止し、せっせと母乳を飲みとらせることです。》
(山西みな子著「母乳で育てるコツ」p127-131より)
これは、我が娘も例外ではありません。
孫娘の湿疹がなかなか治まらないので2女が紹介する「りかこ皮膚科クリニック」まで2女の家に泊りがけで車を運転して行ってきました。
孫のりっくんも湿疹が出たときにかかっているクリニックです。
評判が良いので日本全国から患者が来るとのこと。
薬を塗ると1日で治る人もいるとか。
薬の塗り方に10分も指導があったようです。
昨日帰ってきたときには、身体の湿疹がほとんど消えていました。
さすがスゴイ皮膚科クリニックのようです。

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