2018年2月20日火曜日

『60歳を過ぎると、人生はどんどんおもしろくなります。』、若宮正子さんの通訳「グーグル翻訳」、日本の情報通信研究機構(NICT)の無料アプリ「ボイストラ」

2018年1月7日(日)のブログで、若宮正子さんの新聞記事を採りあげていました。
力強い言葉に新年早々励まされますわ、と。
そのとき、若宮さんの本をカミさんの図書カードで予約していたのでした。
『60歳を過ぎると、人生はどんどんおもしろくなります。』
2月14日(水)、カミさんから「予約した本が来たって」とLINEが入ってきました。
婿殿が海外出張のため、その間カミさんは孫宅に泊り込んでいました。
翌日、図書館に本を受け取りに行ってきました。
2月16日(金)の朝、どんなことが書いてあるかな、と紐解いてみました。
みるみる引き込まれていきました。
この日はカミさんが帰ってきます。
帰るまでに読み切ってしまおうと思いました。
けいじのライブラリー用にスキャニングまでも終えて読了していましたわ。
それほどに痛快で元気づけられる本でした。
カミさんが帰ってくるや、すぐにこの本のことを話して読むようにススメていましたわ。
本の中で特に印象に残ったのは次ような言葉でした。
【「グーグル翻訳」で大抵のことは乗り切れる!】(p42-45)からその辺りを抜粋してみます。
◆では、なぜCNNからの問い合わせに対応できたり、海外で講演ができるのかって?それは、優秀な通訳のおかげです。その名は、皆さんもよくご存知の「グーグル翻訳」です。パソコンでもアプリでも、文章を貼り付ければ即座に様々な言語に翻訳してくれます。この助けなしでは、アップル主催のWWDCにお呼ばれされることはなかったでしょう。何度も助けてもらいました。
◆ゲームアプリの「hinadan」を作っているときもそうです。プログラムのコードも、エラーメッセージもすべて英語ですから、出てきた文言が分からないときはコピペして、「グーグル翻訳」先生に質問。また、アップルにいざ「hinadan」を申請する過程でも助けられました。日本にもアップルの日本法人はありますが、アプリの申請は本社が窓口。フォーマットもすべて英語で、記入ももちろん英語のため、すべて「グーグル翻訳」先生にお願いしました。
◆さらに、WWDCに招待されるきっかけとなったCNNの取材のときも「グーグル翻訳」様様でした。アプリ申請も無事承認され、「hinadan」をリリースしてまもなく、突然CNNから「メロウ倶楽部」経由でメールが届きました。用件は、「今から質問票を送るから、2時間以内に返事をしてください」とのこと。なぜ2時間以内かというと、本日のニュース公開に間に合わせるためだったようでした。
それから、もう大慌てで、2ページ分ぐらいの質問票を全部コピペして「グーグル翻訳」で日本語にして、日本語で返事を書いて、それをまたコピペして「グーグル翻訳」で英語にして……。無事に、時間内に間に合わせると、その30分後には世界中に配信されていたという、驚くべき展開の速さ!
◆私の実感とLては、単純明快で起承転結のはっきりしている文章には、翻訳ソフトは十分に使えると思っています。小説など、登場人物の感情の機微や、文化的な背景の知識も必要なものについては、そのまま翻訳したら支障は出るでしょうが、マニュアルやハウツー物ならいける!と思うのです。
けいじが英文を書くときは、まず自作してみて、その表現が実際に使われているのかをアルクで確認・チェックしてから完成させるといったスタイルでした。
2015年6月30日(火)のブログでも話していたように、カミさんの英文レターを添削するときにグーグル翻訳を試してみました。
これは使えるなと、はじめて気づかされました。
その後、英文を書くこともなくなってきたので、そのことをすっかり忘れていました。
英文に接する機会も減っているので、英語のレベルもダウンしていることでしょう。
2018年1月8日(月)のブログでは、英語から遠ざかっているせいもあり、英語の小さい文字に当たって調べる気もおこりません、というようなことを話していたこともありました。
歳のせいなのか、目のせいなのか、確かに英語を読むのが億劫に感じるようになってきたのも事実です。
若宮さんがやっていたようにコピペしてグーグル翻訳を使えばよかったのでしたわ。
そんな折り、2018年2月18日付読売新聞の『[サイエンスView] AI翻訳 なめらか文脈』という記事が目に留まりました。
次のように、グーグル翻訳のことも、大勢の外国人が来日する2020年東京五輪・パラリンピックに備え、言葉の壁のない社会を目指す官民の計画が進んでいることも書かれていました。
■グーグルは2016年、AI翻訳をインターネット上の翻訳サービスに導入した。
■日本の情報通信研究機構(NICT)も2017年6月、独自開発した機械翻訳の英語対応にAIを導入。2008年にTOEIC 600点相当だった技術は、800点レベルに急上昇した。
■このAI翻訳は、NICTが無料公開する携帯端末用アプリ「ボイストラ」で利用できる。端末のマイクに向けて話すとNICTのサーバーに音声データが送られ、即座に合成音声で対訳が返ってくる仕組みだ。
■NICTは昨年9月から、観光や交通など様々な分野の対訳データを集積する翻訳バンクを運用しており、その活用などで東京五輪を目標にTOEIC 900点レベルを目指す予定だ。また、こうした技術を基に、診療や救急の場面で交わされる会話をAIに学ばせ、医療・救急現場に特化した端末も開発した。
この記事を読んでいて、AIのおかげで翻訳精度があがっているんだなと思いましたわ。
携帯端末用アプリ「ボイストラ」はTOEICの800点相当だというのには驚きましたね。
今朝ほど「ボイストラ」のアプリをさっそくスマホにインストールしてみました。
これも使えますね。
文書にはグーグル翻訳、会話にはボイストラのように、それぞれの長所をうまく活かしながら、効果的に活用していきたいと思っているところですわ。
有り難いことです。
ありがとうございます。

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