2016年3月5日土曜日

命について有り難い"ことば"、樋野興夫先生と日野原重明先生から

命についての"ことば"にセレンディピテイが起こりました。
樋野興夫さんの本『明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい』(幻冬舎)を読んでいると命について書いてある"ことば"が出てきました。
◆本書のタイトル「明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい」もその一つです。これはマルティン・ルター(ドイツの神学者・牧師)の言葉を私風にアレンジしたもので、そこには次のような意味が込められています。
「命よりも大切なものはない。命が一番大事」とは考えないほうがいい。
命が尊いことは確かですが、「自分の命よりも大切なものがある」と思ったほうが、私たちは幸せな人生を送ることができるようです。
「命が何よりも大切」と考えてしまうと、死はネガティブなもの(命の敵)になり、あるときを境に死におびえて生きることになります。(p6)
◆命よりも大切なものを見つけるために、自分以外のもの、内から外に関心を向けてください。あなたに与えられた人生の役割や使命が見えてくるでしょう。
そうして見つけた役割や使命を人生最後の瞬間までまっとうする。つまり、明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげるのです。(p6)
◆命は誰かの所有物ではありません。私たち一人ひとりが天から与えられたものです。与えられたものは大切にしなければなりませんし、この世を去るときにそっと返さなければなりません。(p63)
◆命も子どもも天から与えられたものです。与えられたものは大切に扱わなければならないし、いずれ返すときがやってきます。(p64)
すると時を同じくして日野原重明さんの命について語っている"ことば"にも偶然に出会いました。
昨日紹介した新聞広告【読売新聞の『のばそう!健康寿命』(2016年3月2日)】の中にありました。
◆「動物は走り方を変えることはできない。鳥は飛び方を変えることはできない。しかし、人は生き方を変えることができる」。
これは、私の好きな言葉の一つです。
◆「君たちはみんな命を持っています。心臓は、酸素や栄養を持った血液を全身に回すエンジンですから、命ではありません。命というのは、一人ひとりが持っている時間です。子どものうちは自分のために使えばいいけれど、大人になったら誰かのために使えるように努力してほしい」。
命とは天から与えられた時間ということになりますかな。
有り難いお"ことば"ですわ。
ありがとうございます。

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