2018年7月29日日曜日

下重暁子さんの『極上の孤独』、体の声に耳を澄ます生き方、腰痛のおかげでできるように

先日、図書館で受け取ってきた本『極上の孤独』(下重暁子、幻冬舎)を読み終えました。
『家族という病』(下重暁子、幻冬舎)という本もすごかったですが、この本もすごいですね。
けいじも腰痛のおかげで仕事を辞めてから、ようやく自分の体の声を聞くことができるようになってきました。
その件(くだり)を引用してみます。
◆常日頃から健康を気にし、運動も欠かさない人ほど早死にである。なぜそうなのか。私のようにいいかげんなほうが長生きし、いつまでももっている。(p75)
◆考えるに、彼女たちはまじめにノルマを片づけ、毎日動かなければ気がすまない。もともと健康だったために体に自信があり、多少の無理をしても決めたことをやる。やらないとストレスになる。(p75-p76)
◆自分の体の声にもっと耳を澄ますことが出来れば、休むことを大事にしただろう。仕事や運動もやり過ぎはいけない。健康を過信すると、自分の体の声を聞き忘れてしまう。(以下p76)
◆そのためにも、一人になる時間を持つことは大事だ。自分の体と向き合わなければ、聞こえるものも聞こえてこない。
◆私のように子供の頃から健康に自信がないと、自分の体の声を常に聞いて予防し、無理をしない。
◆かえって病気とのつき合い方も上手になり、長生きする。健康で運動をやり過ぎる人ほど、短命という皮肉な結果にもなりやすい。何事もほどほどが大事なのだ。
けいじも腰痛で定年退職してからは、後者のような生き方、つまり、自分の体の声を常に聞いて予防し、無理をしない、という生き方ができるようになってきました。
長い仕事人生の中で、自分の顔を見失っていましたが、定年を機に、自分の本来の顔を取り戻すことができたように思います。
それにしても、いまだに現役でそのような生き方ができている下重暁子さんはすごいと思います。
次は『夫婦という他人』(下重暁子、講談社)という本を読ませていただきますわ。
有り難いことです。
ありがとうございます。

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