2015年1月7日水曜日

澤田升男さんの『神様が宿る家』、進化し続けています

待ちに待った澤田升男さんの本『医師が認めた健康住宅「神様が宿る家3」』(サメディアジョン)がようやく年末に届きました。
家族が集まると本を読んでいられないので、返却期日までに読み終えることができませんでした。
正月休みもあっていつもよりは日数があったのですが、結局、第4章の前で終わってしまいました。
第3章まで読み終えたなかで、いちばん感動したのは、"奇跡の杉"といわれている「愛工房」の生みの親であるアイケイケイ(株)の伊藤社長の言葉です。
引用させていただきます。
「今までの乾燥方法は、すべて人間の都合でやってきたこと。売り手側の利益ばかりを考え、杉やユーザーのことなんて一切考慮していない。
高温乾燥により、植物で最も大事な酵素が死んでしまうことも知識では分かっているはずですが、お金が儲からないという理由だけでやらない。床や壁側をコンクリートやスチールで仕上げるのも、掃除がしやすいという理由だけ。
そのような無機質の中で生活すれば、人間だってストレスが溜まるように、杉もストレスを感じるに違いない。人間がサウナに入ってリラックスするように、杉も良い空間に居たいのでは。それも、杉という同じ仲間に囲まれれば、彼(杉)らもよりストレスを感じないのではないでしょうか。彼ら(杉)の気持ちになって考え、完成したのが愛工房なのです」(p190-191)
澤田さんたちは「愛工房」を仲間でシェアし、自らの手で「奇跡の杉」を製造して、大幅な経費削減を実現し、床下材や屋根材(野地板)の標準仕様にしているというのです。
神様の宿る家(0宣言の家)が日々進化しているようで嬉しくも頼もしくも思いましたわ。

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