2018年3月31日土曜日

風邪により2日間入浴が途切れる、野口晴哉先生の「風邪の経過」を実践、今朝から風呂再開

この2日間、お風呂に入っていませんでした。
腰痛再発以後、毎朝夕のお風呂(or毎日のお風呂)を励行していたのでした。
今朝ほど、ようやく入ることができました。
寒気がときどき襲ってくるので控えていました。
というより、入りたいという気がまったくおこらなかったのです。
2夜の寝汗を経て、ようやく熱がおさまってきたようです。
水道水を触っても冷たく感じなくなりましたから。
それにつれて、体が急に楽になって、風邪の諸症状も軽くなってきたように感じています。
そこで、今朝は風呂に入りたいという気持ちが自然と出てきたように思います。
2018年3月28日(水)のブログで話していた野口晴哉先生の「風邪の経過」については、けいじスタイルで順調に進行しつつあるようです。
野口先生によると、体癖素質を知ることによって、風邪の経過の型や時間も予想できるようですわ。
(詳細については追記をご覧ください。)
有り難いことです。
ありがとうございます。
追記:
『風邪の効用』(野口晴哉、ちくま文庫)の21頁から28頁には、「風邪の経過」について大切なポイントが述べてあります。
重要な個所を拾ってみました。
◆ところが風邪を引くと、鈍い体が一応弾力を恢復するのです。だから血圧が高い人は血圧が低くなってくる。血圧が低くなるというよりは血管が柔らかくなってくる。
◆だから、体を使っているうちに、或る一部分が偏り疲労の潜在状態になって、そういう部分の弾力性が欠けてくると風邪を引き、風邪を引いた後、恢復してくる。それで私は風邪は病気というよりも、風邪自体が治療行為ではなかろうかと考えている。ただ風邪を完全に経過しないで治してしまうことばかり考えるから、ふだんの体の弱い処をそのまま残して、また風邪を引く。
◆長生きしている人を見ると、絶えず風邪を引いたり、寒くなると急に鼻水が出るというような、いわゆる病み抜いたという人である。鼻水が出るというのは空気の中にあるいろいろな悪いものに対する一種の抵抗力の現われですから、鼻水など出るようなら、まあ体中が敏感であると言えるわけです。
◆肩が凝るとか、首が凝るとかいうことを感じているうちは倒れないけれども、そういうのを感じなくなるとバタッといく。ところが上手に風邪さえ引けば、血圧も下がるし、体の硬張りもなくなるし、或る一部分が冒されるようなこともなくなってくる。
◆早く風邪を治そうとして熱を下げようとしたり、咳を止めようとしたり、そういう中断法ばかり講じていると、風邪を治そうとしながら体が硬張り、治療しながら体がだんだん鈍くなるというようなことになる。
◆だからそういうことをするのが治療だと考えていることが間違いなのです。やはり天然のまま傷つけず、むしろそれを鈍らせず、萎縮させず、自然のままの体であるようにするのでなければ、本当の意味の治療とはいえないのではあるまいか。
◆とにかく、天然の体をできるだけ天然に保たなくてはならない。そうなるといろいろな治療行為よりは、却って風邪を上手に引き、上手に経過するということの方が意義があるのではなかろうか。だからいろいろな病気を治す方法よりは、風邪を上手に経過する生活法といいますか、それを会得しておけば、癌になるとか、脳溢血になるとか、そういう麻痺した体も正すことができる。従ってそういうような病気にならないですむ。
◆心配している人は神経系統の風邪を引く。そうやってそれぞれその人なりの風邪を引くと、その偏って疲れている処がまず弾力性を恢復してきて、風邪を経過した後は弾力のあるピッチリした体になる。
◆とにかく風邪は難しい。大概の人は風邪を引くような偏り疲労を潜在させる生活を改めないで、風邪を途中で中断してしまうようなことばかり繰り返しているのだから、いつまでも体が丈夫にならないのは当然である。まあ風邪とか下痢とかいうのは、一番体を保つのに重要というよりは、軽いうちに何度もやると丈夫になる体のはたらきであり、風邪と下痢の処理ということが無理なく行なわれるか行なわれないかということが、その体を健康で新しいまま保つか、どこかを硬張らせ、弾力を欠いた体にしてしまうかということの境になる。
◆風邪はそういうわけで、敏感な人が早く風邪を引く。だから細かく風邪をチョクチョク引く方が体は丈夫です。だから私などはよく風邪を引きます。ただし四十分から二時間くらいで経過してしまう。クシャミを二十回もするとたいてい風邪は出て行ってしまう。風邪を引いた時のクシャミというのは一回毎に体中が弛んでいく。慣れているから自分で判るのです。そしてそのクシャミが響く処によって、少し飲み過ぎてしまったなとか、少し食い過ぎているなとか、少し頭を余分に使い過ぎたなと思う。そして風邪を引いてクシャミをする度に体の使い方を反省する。
けいじの風邪は経過するのにけっこう日数がかかります。
少なくても1週間はかかっているようです。
その間、けっこう苦痛を伴います。
野口先生のように、短時間で風邪を経過できるようにしたいものですわ。

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