2016年6月7日火曜日

『成功脳』と『考えない練習』がシンクロ、「怒り」が「呆け」に!?、小池龍之介さんがテレビ画面に

先に斎藤一人さんの『成功脳』についてのお話を紹介していました。
◆ストレスの中でも特に「怒り」。「おさえつけた怒り」は、どこかに出てくる。怒りが出てくると、そのストレスをまぎらわすのに、脳は痛みを出すんだよ。(p49-50)
昨日から小池龍之介さんの本『考えない練習』を読み直しています。
付箋の付いている個所を拾い読みしていて、スゴイ本だと再認識したしだいです。
すると、「脳」について言及している個所がありました。
◆問題は、心はひたすら「より強い刺激を求めて暴走する」という特徴を持っていることです。淡くて穏やかな幸福感よりもネガティブな考えごとのほうがはるかに強い刺激の電気ショックを脳に与えてくれますから、なかなかストップすることができません。
近年はむやみに「脳」というものを祭り上げてありがたがる風潮があります。けれども、脳という情報処理装置は、自分の大好きな刺激を得るためなら私たちが苦しんでもお構いなく考え続ける、ヤクザな物体なのです。(p3-4)
さらに、斎藤一人さんの『成功脳』でも取り上げている「怒り」について詳しく説明してくれている個所が出てきました。
◆反対に、入ってくる情報に対して「受け入れたくない、見たくない、聞きたくない」と反発する心の衝動エネルギーのことを「怒り」と呼びます。他人から嫌味を言われて不愉快になった時、「こんな音は聞きたくないッ」と不愉快な対象を押しのけて排除しようとする怒りの煩悩エネルギーが活性化しているのです。
この場合、一口に怒りといっても、日常でいう怒りよりもはるかに意味の広いものです。「やる気がしない」というネガティブな思考も、誰かを「妬む」のも、過去を「後悔する」のも、そして「寂しい」のも「緊張する」のも根はひとつ、怒りの煩悩エネルギーを燃料として生じている衝動です。
少しでも反発の力が働いていたら、それは「怒り」です。こういった負の感情に流されるたびに、怒りの暗い煩悩エネルギーの総量が増幅され、ストレスの元になるばかりか、ネガティブ思考に陥りやすい人格が形成されることになります。(p19-20)
◆そうした「怒り」は、やがて、時間の経過とともに、少しずつ気にならなくなり忘れたつもりになることでしょう。しかし、一度、心に煩悩の力で刻み込まれた情報は、いつまでも潜在化しつつ、残ります。忘れたつもりになるプロセスとは、意識によってその情報が反復される頻度や時間が小さくなってゆくプロセスです。つまり、あまりにもコマ切れになりはっきりと意識化できなくなるだけのことであって、実際は心の流れに混ざって影響を与え続けます。(p21)
これは、斎藤一人さんと同じようなことを語っているように思われます。
その続きに、このような「怒り」が「呆け」につながるようなことが書いてありましたので、続けて紹介します。
◆こうして心の中での独り言としての思考がぶつぶつと増殖すればするほどに、心のメインメモリは無駄な雑念に食いつくされてしまいます。ゆえに目の前の風景や人の表情をクリアに認識することもできなくなったり、自然の音や人の声をしっかり受け取れなくなったり、食べていても味わっているという実感が抜け落ちてしまい満足できなくなるなど、自分がしっかりと生きているという充足感が欠落してしまうのです。(p21-22)
◆多くの方が年を取るにつれ、「最近は年月が早くすぎてゆきますからねぇ」という話をするようになる元凶は、現実の五感の情報を、過去から後生大事に蓄積してきた思考のノイズによってかき消してしまうことに他なりません。そしてノイズのほうが現実感覚に完全に勝利した時、人は呆けるのだと思われます。過去のデータのみに完全に支配され、新しい現実がまったく認識できなくなるため、自分の孫を見ても、自分の子どもと思い込んでしまい、それを修正できなくなったりするのです。(p22-23)
◆それらすべての大本は、「目の前の現実はフツウすぎてツマラナィ、ネガティブな考えごとは刺激的」ということ。新たな刺激を心に与えるために、思考はネガティブな方向へと暴走してゆくようにプログラムされているのです。この「思考病」、思考という病にかかりながら、少しずつ知らず知らずのうちに「無知」になり、呆けていっているということ。それを知れば、おいそれと心の中で無駄なお喋りをぶつぶつ続けていられなくなることでしょう。(p23)
入ってくる情報に対して反発する「怒り」が「呆け」につながるとは驚きました。
この思考という病の調教法が次のように述べられています。
◆本書で提案する調教法とは、五感を研ぎ澄ませて実感を強めることにより、思考というヴァーチャルなものを乗り越える手だてです。目・耳・鼻・舌・身の五感に集中しながら暮らす練習を経て、さらには思考を自由に操る練習を始めてまいりましょう。(p5)
さらに驚くことが昨晩起こりました。
カミさんとテレビでいつもの番組「ネプリーグ」(フジテレビ)を見ながら夕食をいただいていました。
すると急に思い出したようにカミさんが見たいのがあったんだ、とチャンネルを切り替えました。
そこには小池龍之介さんが出ていました。
TBS「7時にあいましょう」という番組でした。
これら一連のシンクロニシティには驚いていますわ。
有り難いことです。
ありがとうございます。

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