2018年4月8日日曜日

吉沢久子さんの『100歳の生きじたく』、「家事」健康法、けいじの指針となる

昨日紹介した日本経済新聞の記事「今を読み解く」では家事のマイナス面が強調されていたように思います。
そこで、今日は家事のプラス面を紹介したいと思います。
最近読み終えた『100歳の生きじたく』(吉沢久子、さくら舎)からです。
今年1月に100歳を迎えた吉沢久子さんの健康法は家事だというのです。
そのあたりを拾ってみたいと思います。
【私の場合は「家事」健康法】(p20-23)
◆99歳まで生きていると、「健康法は何ですか?」と聞かれることがよくあります。でも、私は、いわゆる健康法というようなことは、一切やったことがありません。
◆私の場合は、家事で、できるだけからだを動かしています。あえて「運動」をしなくても、「家事」をきちんとしようと思うと、かなりの運動になります。料理、掃除、洗濯など、立ったり、歩いたり、1日中家事をすれば、普通の健康な人だったら1万歩くらい歩いているかもしれません。
◆家事は、全身運動です。雑巾をしぼるのに握力を使うし、洗濯物を干すのに腕を上げたり、トイレ掃除でしゃがんだり、腹筋や背筋といった筋力も必要です。家のすみずみまで掃除機をかければ、汗もうっすらとかきます。
◆『脳の強化書』の著者でもある医学博士の加藤俊徳先生が、家事はいちばん頭を使うとおっしゃっていました。
◆心臓の調子がおかしくなってからは、以前のように自分の思い通りにからだを動かすことができなくなってきましたが、それでも家事は、できるだけ自分でできるように工夫しています。
◆工夫すれば白分でできる方法があるのに、それをしなければ、どんどんからだは衰えていってしまいます。
◆97歳で入院したとき、お医者さんから、「退院直後は、なるべく家でも安静にしてください」と言われました。でも、たいした病気でもないのに、いつまでも寝ていたら、ますますからだが動かなくなってしまいます。
◆ですから、家事も、「動けるときは、自分でする。疲れたら休む」というのが、なによりの健康法だと思っています。
◆からだが動く限りは自分で工夫して、家事を続けていきたいと思っています。
というわけで、これから100歳を目指している、けいじにとっては最高のアドバイスですわ。
有り難いことです。
ありがとうございます。

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