2016年4月23日土曜日

中村格子さんの『10歳若返る!姿勢バイブル』、これからの健康指針になりそう

先にもお話していたように、今度はバイキングに出演していたスポーツドクターの中村格子さんにも関心を持ちました。
前回と同じように図書館のホームページにアクセスして、『10歳若返る!姿勢バイブル』(中村格子、小学館)という本を借りて読んでみました。
実技のところは、どうせ続きそうもないので、流し読みとなりましたが、理論的な説明の個所には付箋が付きました。
けいじが納得するようなことが書いてありました。
例により、付箋の個所から拾ってみたいと思います。
◆見た目だけではない/美しい姿勢は健康の基本/よい姿勢は、体への負担が少ないため、腰痛や肩こりなど、疲れや痛みを最小限に抑えてくれる/よい姿勢は、病気予防・健康のファーストステップ(pr.p2-3)
◆姿勢はライフスタイルを映し出す/普段の生活における、体勢や動作のクセが筋肉のバランスを変え、各々の姿勢がつくられる/立ち方・座り方・歩き方、日常の何気ない動作にちょっとだけ意識を持つことで、姿勢を無理なく整えることができる(pr.p3)
◆痛みの出ない姿勢=よい姿勢(pr.p4)
◆重力に対して体を支える"抗重力筋"が衰える/年齢とともに筋量が減少し、筋力が衰えることを加齢性の筋肉減少症(サルコペニア)という/筋肉が減少すると、姿勢を保つ姿勢筋も弱くなり、ゆがみや痛みの原因となる(c6p71)
◆加齢とともに筋量・筋力が低下する原因には①運動不足②低栄養③神経の衰えによる筋肉刺激の減少④性ホルモンや成長ホルモンのような筋肉を保つホルモンの減少やサイトカイン(特殊なたん白質)の変動⑤環境、などが関連している/サルコペニアは傍脊柱筋や腸腰筋、大腿四頭筋といった「姿勢」を保つ「抗重力筋」に生じやすいので、姿勢が悪くなり、転倒や骨折などの危険性が増す/美しい姿勢を保つことを意識すれば、自然と日々の生活が筋トレになり、サルコペニアによる抗重力筋の筋力低下を予防することができる(c6p72)
◆痛みの対処法/痛む部位に手のひらをあて、腫れや熱感があれば、強い炎症が考えられるので冷やす/熱感はなく、うずうずするような痛みは、慢性の痛みで血行不良の状態も考えられるので、温めると血行が改善し、ほぐれて治る場合が多くある(c6p80)
◆姿勢が悪くなると「尿もれ」しやすくなる(c6p82)
◆呼吸と姿勢は深い関係にあり、姿勢とメンタルも深い関係がある(c7p90)
◆感情と姿勢の関係には、神経伝達物質の「セロトニン」の働きも関与/セロトニンには気分や姿勢を調整したり痛みを抑えたりする働きがあり、欠乏すると痛みを感じやすくなり、「抗重力筋」に作用するという実験結果がある/朝日を浴びながらのウォーキングやラジオ体操は、セロトニンの分泌を促してくれる(c7p92)
◆姿勢を保つ筋肉は、起きている間ずっと、「1G」の重力加速を受け、それに対抗して地面と反対方向側へ向って力を使っている/横になるということは、その重力から開放され、脊椎やそれを支える筋肉たちを休めることのできる、唯一のチャンス(c7p92)
◆寝る前は、からだが一番疲れて縮んでいる状態/布団の中で軽く上下に伸びと深呼吸/起きたときには、長時間筋肉が使われず手足が少し硬くなっている/起きる前にアキレス腱を伸ばすように足首を軽く上下に動かすと、起きた後の一歩めが変わる(c7p93)
◆スポーツ選手を診るなかで、姿勢と体の使い方がいかに体の痛みや劣化に関係するかということを知る(c7p94)
◆人の体は途切れることなく一枚の皮で包まれて、骨や筋肉などすべてが支え合いながらつながっている/体のつながりやしくみを十分に理解し、年齢や体質に応じて、健康を害することなく、無理なく少しずつ整えることが大切(c7p95)
健康な身体を維持するために、これからの指針となりそうですわ。
有り難いことです。
ありがとうございます。

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