2019年2月26日火曜日

若い人の本にインスパイアされる、落合陽一さんの『日本再興戦略』、前田裕二さんの『人生の勝算』

最近、若くて著名な方の本からインスパイアされることが相次いでいます。
先には落合陽一さんの『日本再興戦略』(幻冬舎)という本で。
今度は1987年生まれという前田裕二さんの『人生の勝算』(幻冬舎)という本にて。
この本を読むようになったのは、新聞広告に出ていた彼の『メモの魔力』(幻冬舎)という本を読みたかったのですが、図書館には『人生の勝算』しかなかったので、まずこれを読んでみることにしたわけです。
本を読んでみたら、スゴイ人でしたわ。
落合陽一さんもスゴイ人でしたから、ブログに採りあげようと思っていたのですが、機を逸してしまいました。
落合陽一さんがスゴイと思ったのは、2017年の12月1日に筑波大学の助教を辞め、筑波大学内に「デジタルネイチャー推進戦略研究基盤」を設立し、基盤長・准教授に就任したというのです
次の言葉が振るっています。
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これは僕なりの日本の大学再興のための挑戦です。国立大学の教員という安定した地位をいったん捨てて、国立大学の中に自らが経営する研究所をつくったのです。国立大学から給料もらうのではなく、自分で企業などからお金を集めてきて、自分の会社から自分に給料を払うというシステムに変えました。これは日本の国立大学において初めての試みです。(p247) 
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 それでは前田裕二さんの方に戻って精神が鼓舞された箇所をピックアップしてみたいと思います。
① よくビジネス書では、人に好かれる能力を磨きなさいと説かれていますが、僕は逆だと思っています。人を好きになる能力の方が、よっぽど大事だと思います。
人を好きになることは、コントローラブル。自分次第で、どうにでもなります。でも人に好かれるのは、自分の意思では本当にどうにもなりません。コントローラブルなことに手間をかけるのは、再現性の観点でも、ビジネスにおいて当然でしょう。(p102)
②しかし、実はどの分野でも、基本中の基本をやり続けている人は、意外と多くない。何か特別なことをする必要はなく、当たり前を徹底的にやり続けるだけで、他の人とは圧倒的な差がつくんだと、この時に知りました。(p105)
③スティーブ・ジョブズも、毎朝、鏡に映る自分に問うていたといいます。「お前が今日やろうとしていることは、今日が最後の日だとしても、やるべきことなのか?」と。(p159)
④秋元康さんの言葉で、「夢は全力で手を伸ばした1 mm 先にある」というものがあります。人生に失敗したり、夢破れた人たちの多くは、あきらめたときに、実はどれだけその夢に近づいていたか、気付かなかった人たちである、と。夢というのは、どれだけ手を伸ばし続けても、到底届きそうもないんだけれど、全力で手を伸ばし続ければ、1 mm の先くらいまで、夢から近づいてくることがある。そのチャンスをつかめるのは、常に全力で手を伸ばし続ける人だけ。そう解釈しています。だからこそ、みんながあきらめずに、手を伸ばし続けたくなる社会を創りたい 。(p176-177)
⑤この時に気づかされました。「社長は孤独である」というのは、きっと、自分が作り出した虚像なのであろう。身の回りで起こる現象はすべて、自分に責任がある。思考は強く思うほど現実になる。社長は孤独と思えば、本当に周りもそう接するし、一方で、孤独と思わずみんなに対して絶対的な愛情を持って接すれば、きっと我がチームは、自分にとっても、みんなにとっても、かけがえのない、代替不可能な温かい居場所になる。(p233-234)
⑥一つは、どんなときも揺らぐことがない、深く大きな愛情を持つこと。少し角度を変えて言い換えれば、他者に対する想像力、共感力といった、思いやりの気持ちを持つこと。組織が崩壊しそうになった時にも、最終的に、心からの深い愛情を持って接することで、壁を乗り越えることができました。ギター弾き語り時代にも、僕を助けてくれたのは、他者に対する想像力でした。(p235-236) 
これらは、娘たちにも是非とも読んでほしい本ですわ。
有り難いことです。
ありがとうございます。

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