2011年3月22日火曜日

3/5(土) 送別会でのスピーチ

宴会・送別会の主賓の席において、スピーチが求められました。
昨年末から悩みに悩み抜いてきた問題を披露しました。
定年退職か?常勤嘱託か?という問題です。
なぜ悩むかといえば、健康的な面と経済的な面で相反する
問題があるからです。
健康的な面では、今の仕事(一日中パソコンに向かって行う
デスクワーク)が腰と目にかなりの負担を強いているので、
一刻も早く今の仕事から離れることが要求されるということです。
経済的な面では、今とほぼ同じような生活レベルを維持するためには、
周りと同じように嘱託で働くことが要求されるということです。
そこで、いろいろ悩み抜いてきた訳ですが、健康的な面を考えている
ときに、ふっと両親の寿命が思い浮かびました。
おふくろが55歳、おやじが65歳で他界しています。
同じだとすると、せいぜい、あと5年の命です。
よく生きられてもあと10年くらいでしょう。
残された短い命は自分のために使ってもいいのではないか、
と思い至るようになりました。
結局、これが最後の決め手となりました。
そこで、常勤嘱託の委嘱辞退願いを提出し、受理していただきました。
では、経済的な面では、どうするのかという問題が残っています。
西宮の社宅から自宅に引越ししてきてから、「シンプルに生きる」、
「ガラクタを捨てれば自分が見える」、「断捨離のすすめ」などの
本に触れてから、物を増やさなくなりました。
これは、社宅(3LDKに一人で悠々と住んでいた)から引越しするときに
家電製品、家具、日常製品、ガラクタなどの処分に苦労したからです。
そこで、いかにモノを少なく所有するかという視点に立って、
生活態度・習慣、身の回りの品々を見直せば、やっていけるのでは
ないかと思い至るようになりました。
さらに禅僧の修行僧のようなシンプルな生活と知恵を取り入れていけば、
わずかな年金と退職金の切り崩しによって、どうにかやっていけるぞ、
との結論に至りました。
という筋書きにて、最後は感謝の言葉で締めくくり、
無事、スピーチを終えることができました。

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